ポート・サンライト編
2021-05-07
■第36話《イングランドのクリスマスパーティ》■
ご主人がみんなにシャンパンを注いでくれました!
「メリークリスマス(^O^)/C□☆□D\(^_^ )」
乾杯が始まりました!
「ちょっと待って!」
テーブルのナイフとフォークのところに気になる筒があります。
こんどはみんなでこれをお互いの端を持って引っ張るそうです!
「パーン( ^^)-○))~!」
中からパーティ用の冠が出てきてみんな頭にかぶっちゃいます!
これはクリスマスクラッカーでイギリスではクリスマスに欠かせないアイテムだそうです。
クリスマスパーティーのテーブルに、必ずクリスマスクラッカーが並べられるそ うですよ!
隣に座った人とクラッカーの両端を引っ張り合います。
音がして、中から素敵なプレゼントが飛び出してくるので、
毎年 どんなプレゼ ントが飛び出すのかが楽しみなんだそうですヽ(´-`)/
次の日に行ったファーディナンドのレストランでもこのグッズが
すべてのテーブルに置かれていました!
冠をかぶって楽しんでいると、ママがグレービーソースを回してくれました。
それぞれがお好みでお料理にソースをかけるそうです。
「チェスターで頂いたランチのお肉にはグレービーソースがかかっていたよね(^。^)」
そのパブのソースとのお味の違いにとても興味津々な私!
ソースをかけたターキーを一口頂くと、ママのはパブで頂いたソースよりあっさ り目でした。
「薄味でターキーの味もちゃんと感じられて美味しい(*^¬^*)」
パブで頂いたのは羊だからお肉の違いもあるかもね!
「ターキーのお肉ってちょっとずっしり感があるのねえ(゜ο゜)」
グレービーソースの次に気になるのはやっぱり白い人参です。
「初めて見た人参だもの!」
根野菜は原型のままオーブンで焼いているので、小さ目なものを1つずつ取り分けました。
「この白い人参は日本の人参と形はとても似ているね!」
「人参の苦みはあまりないみたいよ('-'*)」
とても軟らかい癖のないお味の人参はグレービーソースによく合いました!
その他にもソーセージやベーコン、名前を憶えていないお料理も全部美味しく頂きました!
会話も弾んで、みなさん満面の笑み! とても楽しそうです!
「はい! 私は何を話題にしているのか全く分かりません(´▽`;)」
時々Takaさんが気を使って会話の内容を教えてくださいます。
「まあ聴きとりができないのは納得の参加だから、寂しいとか感じることもないのですが・・・」
「英会話が出来たらなあ(^。^;)」
改めて自分がちょっぴり情けなくなっちゃったりします。
「でも大丈夫( ̄^ ̄)」
そんな私に、ご主人やご主人のご兄弟たちは言葉は分からなくても・・・
始めて会った日本人の私でも・・・
「ワインを注いでくれたり、お料理のお代わりをするように促したり!」
「サービス満点(^◇^)/」
こうして盛り上がった頃、ご主人の弟さんが帰るとのことです!
「これからこんどは彼女さんのお宅でパーティなのね!」
「どちらのお家にも参加したいよね!」
「彼女さんのご家族だって待っているもんね!」
食事が終わるといよいよデザート!
「ママが焼いたクリスマスプディングを頂くのね(^◇^)」
クリスマスプディングは聞いたことだけはあります。
ママがプディングにブランディをかけて表面に火を付けました!
「わあ! ケーキから炎が出てる(゜o゜)」
それを切り分けると手作りのカスタードクリームが回って来ました!
日本では最近のクリスマスケーキって、
まるで競うように有名店の豪華なケーキを買うイメージですね。
イングランドでは、昔ながらのクリスマスプディングをママが焼いて、
みんなで頂くそうです。
そう言えばマンチェスターのショッピングモールでクリスマスケーキが売られているのを見ました。
「こんなに色が鮮やかって心配じゃないのかな(゛゛)?」
あんな鮮やかな色のケーキをよく食べるのかTakaさんに尋ねてみました。
イングランドではケーキは家で焼くものだから買うことは殆どないと言っていました。
「ケーキはママが焼くもの( ^^)/」
「前回リヴァプールに来た時には、
エリさんのご主人がチョコレートケーキを焼いていてくださいましたよね!」
「クリスマスに限らず、自分のお家でケーキは焼くのって凄いなあ(⌒o⌒)」
続く